お金を返さない消費者金融

過払い請求訴訟を提起し、勝訴判決を取ったものの、債務者である消費者金融業者が支払ってこない、ということが珍しくなくなってきました。過払い金を際限なくディスカウントすれば、早期の和解が可能なんでしょうが、当事務所ではそういったことを原則的に行わないので、和解が決裂し、判決をとる、ということが通常になっています。

過払い金

なかなかお金を払わない消費者金融が増えてきました。

 

こういう場合は、まずは業者の銀行口座を差し押さえて、口座に入っているお金を回収する、ということを行なっています。

差し押さえた瞬間にその銀行口座に入っているお金しか差し押さえることはできないので、必ず満額の回収ができるわけではありません。他の債権者(私の依頼人と同じように、判決までとった方)と差し押さえがダブる(競合する、といいます)こともあります。

そもそも、差し押さえた口座にお金が入っていなければ、差し押さえしても意味がなくなってしまいます。そしてそれは比較的簡単にできてしまうのが問題です。口座からお金を下してしまえばいいわけです。

財産開示手続き

そうやって銀行口座への差し押さえが奏功しないので、消費者金融に対して財産開示手続きを行いました。

財産開示手続きとは、債権者から裁判所への申し立てで、債務者に財産の在り処を出すように命令を出してもらうものです。

これで財産開示に応じてくることは稀です。狙いは財産開示期日に債務者が不出頭の場合、裁判所は職権で金30万円以下の過料の制裁を科すことができる点です。

今回は大阪の会社でしたので、大阪地方裁判所民事14部へ申し立て。

財産開示期日には依頼者の方に出頭してもらいませんでしたが、相手方も欠席したので、さっそく過料の制裁の発動を求める上申書を提出することにしました。

こういったことの繰り返しで、嫌気がさした相手方が支払ってくるのです。