二度目の大井川鐵道

家族で大井川鐵道に行ってきました。

これで二回目。前回はただSLに乗って風景を見て帰ってくるというものでしたが、今回は井川線まで足を伸ばして、アプト式の機関車の見学を申し込んでみました。

アプト式というのは、機関車が斜面を上がる場合に、通常のレールの他に歯車のようなレールを使って登る方式だそうです。もうここだけしかないそうです。

整備工場につくと、三十人ほどの見学者は二組にわけられ、片方は整備工場に、もう片方は車両倉庫のようなところへ。アプト式の機関車そのものの見学となっなわけですが、何故か機関車を見学者が綱引きして出しました。おかげで見学者相互に軽い連帯感が生まれた模様。

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しばし写真撮影会に。かなり歴史を感じさせる車両でした。
倉庫に入れるときどうするのかなと思っていたら、普通にエンジンがかかりました。みんな「えっ?」て顔してたのが印象的でした。

SLの整備工場の見学

整備工場の方は、車輪の整備方法が紹介されました。車輪の表面を削ってフリンジ部を作る作業や、すり減った車輪を交換する作業など、かなり手作りでやっているそうです。

車軸を固定して車輪をガリガリ削る作業台だそうです。

車軸を固定して車輪をガリガリ削る作業台だそうです。

 普通の鉄道会社では、車輪を表面を削る際は、車体を走らせてやるそうです。車輪の交換も、そのままでは車軸側に付けられないので、真っ赤になるまで熱して膨張したところで車軸側にはめ込んでいるそうです。

大井川鐵道、中小企業でしたね。非常に親近感を感じました。