財産管理と民事信託

先週の土曜日に、静岡県司法書士会との共催で行われた、一般社団法人民事信託推進センターの研修に参加してきました。

今年度は、相続財産管理人の連続研修に続く参加となり、静岡県会はすっかりおなじみになった感があります。いわゆる31条業務について、この単位会は非常に力を入れているようです。今回も静岡県会の会長自らパネルディスカッションに登壇していました。

非常に興味深い講義でした。

非常に興味深い講義でした。

「およそ特定できる権利であれば、あらゆるものに信託を設定することができる」とのこと。先の法改正で非常に自由度が高まりました。

民事信託ではよく話題に上がる受益者連続信託、いわゆる後継ぎ遺贈型信託の解説や、遺言と遺言代用信託のメリット・デメリットなどの基礎的な部分から、飼い主亡き後のペットの養育に関する信託設定や、個人事業を信託によって事業ごとに切り分け、事業承継や譲渡担保の設定を行うなど応用編もありました。実際の設定には管理会計などの知識も不可欠になってくるでしょう。

自己信託も可能に

また、委託者・受託者・受益者が同一である自己信託も法令上可能。詐害信託についても報告者なりの一定の判断基準を示しており、大いに参考になりました。

民事信託推進センターでの想定事例検討も参考になりました。信託業法の規制がある限り、受託者を誰にするのかというのは信託設定で常に課題になってくるところですが、一定の方向性を得ることができました。